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日本トレクス、九州トレクスを吸収合併へ

2010年8月6日(金)

極東開発工業株式会社は、同社グループの業績改善を図るため、九州地区の生産拠点を現在の2拠点から1拠点に集約し、同社連結子会社である日本トレクス株式会社が九州トレクス株式会社を吸収合併することに決定した。

1.目的
 同社グループは、特装車事業の業績改善を図るため、生産合理化や固定費の圧縮等にグループ一丸となって取り組む中、生産体制の見直しやグループ会社のスリム化も積極的に推進しており、平成21年10月1日には八戸工場(青森県八戸市)を閉鎖した。しかし、国内トラック市場の低迷は今後も続く見通しであり、当面は回復が期待できない状況にある。
 このような中、現在の市場規模でも利益を確保できる企業体質にするためには、更に生産体制の再編を図
ることが必要であると判断し、九州地区の生産拠点の集約として、平成23年1月1日付で、同社連結子会社である日本トレクス株式会社(愛知県豊川市)を存続会社、九州トレクス株式会社(日本トレクス株式会社の100%子会社。福岡県北九州市)を消滅会社として吸収合併を行うこととした。これにより国内生産体制は、現在の7拠点から6拠点となります。なお、九州トレクスでは、主に九州地区向けにウィング型トラックボデー、バン型トラックボデー、トレーラの生産を行ってきたが、これらの業務は、日本トレクスならびに極東開発社の福岡工場(福岡県飯塚市)へ移管する。

2.再編の概要
(1)スケジュール
平成22年12月末を目途に九州トレクス株式会社での生産をストップし、平成23年1月1日付で連結子会社である日本トレクス株式会社を存続会社、九州トレクス株式会社を消滅会社として吸収合併を行い、同日付で新しい生産体制をスタートさせる。
(2)人員体制
九州トレクスの従業員については、日本トレクスへの異動を予定。
(3)生産体制
九州トレクスの生産業務については、日本トレクスならびに同社福岡工場への移管を予定。
(4)その他
九州トレクスの既存の生産設備等の資産につきましては、グループ内での再配置や売却、賃貸等により有効活用を図る予定。