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日野、大型ハイブリッドトラックを2019年夏に発売

2018年9月4日(火)

― 高速走行の多い車両でも燃費効果を発揮する、画期的なハイブリッドシステムを実現。
世界初、AI活用による勾配先読みハイブリッド制御を採用 ―

 日野自動車株式会社(本社:東京都日野市、社長:下義生)は、CO2 排出量削減に向けて、大型トラックにハイブリッドシステムを搭載した「日野プロフィア ハイブリッド」を開発した。
 25年以上にわたるハイブリッド開発の実績をもとに、これまで難しいとされていた、高速走行が多い車両で燃費効果の発揮できるハイブリッドシステムを実現。すでにディーゼル車で好評を得ている先進安全技術も備え、環境性能と安全性能を高次元で融合させた革新的な大型トラックとして、2019年夏に発売する。

 同社は、2017年10月に「環境チャレンジ2050」を策定。その中で「新車CO2ゼロチャレンジ」として、製品走行時のCO2排出量90%削減を掲げている。(2050年目標(2013年比))。
 この達成のためには、日野車全体のCO2排出量の約7割を占める大型トラックの燃費性能を向上させることが必須と考え、技術開発を進めてきた。

 大型トラックは、高速道路での定速走行が中心で発進・停止の頻度が少ないことから、これまでハイブリッドには不向きとされていた。同社は、その質量の大きさゆえに下り坂での減速エネルギーが非常に大きいことに着目。3D地図情報などをもとにルート上の勾配を先読みし、AIが走行負荷を予測し最適なハイブリッド制御を行うという、世界初の技術を採用した新ハイブリッドシステムを開発した。これにより、減速エネルギーを効率的に回生し活用することで、大型トラック特有の走行条件における燃費効果を実現。社内試験において、ディーゼル車に対し約15%のCO2削減効果が得られている。

 ユーザーにとっては、積載性や航続距離といったトラックとしての基本性能および使い勝手はディーゼル車と同等のまま、燃費低減による運行経費の節減が見込める。さらに、モーター走行による走行中の騒音や振動を低減し、ドライバーの疲労軽減にも貢献するという。また、外部への給電機能も備えており、災害時の非常電源装置としても活用することが可能。

■新ハイブリッドシステムに採用した主な技術
(1)AIを利用した勾配先読みハイブリッド制御【世界初】
GPS等による自車位置情報と3D地図情報から、走行ルートの勾配を先読み。それをもとにAIが走行負荷を予測し燃費の最適化及びバッテリーマネージメントを行う。

(2)ブレーキ協調回生制御
フットブレーキ操作時、減速エネルギーを最大限回収するために、回生ブレーキが優先されるような制御を行う。

(3)リチウムイオンバッテリーの採用
大容量バッテリーで、大型トラックの大きな減速エネルギーを充電可能。

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