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いすゞ、大型トラック「ギガ」をフルモデルチェンジ

2015年10月29日(木)

いすゞ自動車株式会社(本社:東京都品川区、社長:片山 正則、以下「いすゞ」)は、大型トラック「ギガ」シリーズで主力の単車系(6UZ1型エンジン搭載車)をフルモデルチェンジし、2015年10月28日より全国一斉に発売した。

新型「ギガ」は、労働力不足や運行コストの低減などの課題、環境や安全に対するニーズの高まりを受け、車両単独性能の追求から「運ぶ」システムへと進化し、お客様ニーズと次世代トラックのあるべき姿を見据え、快適な運転環境の実現、省燃費の追求、トータルセーフティの追求、高積載の確保、情報通信による遠隔サポートといった5つの視点で、その性能を磨き上げたという。

主な改良点は以下の通り。

【エクステリア】
•新空力骨格キャブにより、空気抵抗を低減させると同時に、昇降ステップやグリップ等を効率よく、かつ美しくレイアウトするなど、使い勝手と経済性能を両立した。
•機能美を追求したフロントフェイスで、大型フロントグリルおよび大型インタークーラーにより冷却性能が向上した。

【インテリア】
•運転操作性の向上として、セミラウンドインパネを採用した。スイッチ類をメーター・インパネ周りに集約し、また使用頻度に合わせてゾーン分けして機能的に配置することで、運転時の操作性や識別性が向上し、より効率的な操作が可能となった。また、ステアリングスイッチと4インチ液晶モニターのマルチインフォメーションディスプレイを採用することにより、安全で負担のない操作を可能にする。
•シートのホールド感や調整機能、通気性などを改善し、より快適な室内空間となった。

【エンジン】
𔅚UZ1エンジン本体を改良。ターボチャージャーの仕様変更、インタークーラーとラジエーターの大型化、EGRクーラーの高効率化、サプライポンプの変更、新インジェクターの採用、超高圧コモンレールの採用により、低・中回転域のトルクアップを図り、燃費が向上した。
•通常の運転操作でエンジンの自動停止と再始動が可能な「ecostop」をカーゴ系およびダンプ系に標準装備し、アイドリング時の燃料消費削減に貢献する。(一部車型を除く)

【トランスミッション】
•進化した自動式変速トランスミッション「Smoother-Gx」により、スムーサーのシフトショックを低減し、より滑らかな発進を実現した。また、エンジンリターダを採用することで補助ブレーキの制動力も向上している。
𔅚UZ1-TCSエンジン、スムーサーGx12段の車両に「Smartグライド」を設定した。下り坂などで一定走行中、アクセルを軽く踏んでいる際に自動でクラッチを切り、車両の走行慣性を有効活用した省燃費運転を実現する。

【トータルセーフティの追求】
•プリクラッシュブレーキでは、従来の衝突被害軽減ブレーキ機能に加え、移動障害物に対する衝突回避支援機能を追加した。障害物を検知する手段をミリ波レーダーによる単独検知から、ミリ波レーダーとカメラを併用する二重検知にすることで、前方の検知精度が大幅に向上した。
•車線逸脱警報(LDWS)の採用により、カメラが走行車線を認識し、車両が走行車線から逸脱するとシステムが判断した場合、警報音と4インチ液晶モニターの画面表示で警告する。

【高積載の確保】
•フルモデルチェンジによる重量増を最低限に抑制した。

【情報通信による遠隔サポート】
•データ通信とインターネットを融合し車両データを遠隔で解析する仕組み「MIMAMORI」を標準搭載。コンプライアンス遵守、エコドライブ指導等に有益な様々なサービスを提供するだけではなく、従来わからなかった車両コンディションが、インターネットを介して、お客様からも容易に確認することが可能となる。
•「MIMAMORI」で事前に入手した車両データを活用した高度純正整備「PREISM」により、正規ディーラーならではの高品質な整備で、お客様の車両の安定稼働確保を強力にバックアップする。