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マツダ、小型・中型トラック「マツダ タイタン」を一部改良

2014年12月1日(月)


3.0Lディーゼル・2WD・標準キャビン・平ボディ・フルワイドロー・2.0t積載・デラックス
−主要モデルは「平成27年度燃費基準+10%」を達成−

 マツダ株式会社は「マツダ タイタン」を一部商品改良し、全国のマツダ系、マツダアンフィニ系販売店を通じて、11月28日より発売した。

 今回の一部商品改良では、エンジン本体の改良に加え、補機類の刷新といった商用車における新技術を採用することで、重量車モード燃費(*1)を向上(*2)。全車で「平成27年度燃費基準達成」と「低排出ガス車(*3)」の認定を受けた。

 また主要モデル(*4)においては、新アイドリングストップ&スタートシステム「ecostop(エコストップ)(*5)」を標準装備することで、「平成27年度燃費基準達成」を上回る、「平成27年度燃費基準+10%」を達成。エコカー減税(自動車取得税および自動車重量税の免税)の対象となった。


◆一部改良の概要は以下のとおり(同社発表による)

<低燃費に貢献する装備の見直しを行い、燃費を向上>
𔅗.0Lディーゼルエンジンは低圧縮比化を行い、新インジェクターを採用。
•新アイドリングストップ&スタートシステム「ecostop」を平ボディ車・バンシャシ車に標準装備。重量車モード燃費値で5%程度の燃費向上が見込まれるとともに、「ecostop」付車は重量車モード燃費の向上により、減税ランクがアップ(一部車型を除く)。
•積載状態や道路勾配を判別し、自動的に馬力制御や加速度制御を行う「ECONOモード」をディーゼルMT車に追加。きめ細かくエンジンを制御し低燃費運転が可能。
•可変容量パワーステアリングポンプの採用や6速トランスミッションギヤ比を見直し、燃費を向上。

<エクステリアデザイン、インテリアデザインを変更>
•ラジエーターグリルを刷新し先進性を強調するとともに、躍動感をイメージしたフロントマスクに変更。
•インテリアのシートデザインも変更。

◆特徴は以下のとおり

<全車で「平成27年度燃費基準」を達成>
•平ボディの「ecostop」付車(車両形式「TRG-」車)では、「平成27年度燃費基準+10%」を達成。低排出ガス認定制度とあわせて自動車重量税・自動車取得税が免税となる。
•車両形式「TPG-」車では、「平成27年度燃費基準+5%」を達成。低排出ガス認定制度とあわせて自動車重量税が75%減税、自動車取得税が80%減税となる。
•上記以外の車両形式においても、「平成27年度燃費基準」を達成。低排出ガス認定制度とあわせて自動車重量税が50%減税、自動車取得税が60%減税となる。


*1 エンジン燃費を実測し、代表的な標準車型に置き換えてシミュレーションにより算出した国土交通省審査値。
*2 写真掲載のモデルで、0.8km/Lの燃費向上(重量車モード燃費)
*3 低排出ガス車の認定は、世界で最も厳しい水準である平成22年排出ガス規制に対し、さらにNOx・PMとも10%以上低減する低排ガス基準を満した車両に与えられる制度。
*4 平ボディのエコストップ付車(2〜3トン積2WD全車および4WD車両型式「TRG-」車)
*5 車両停止時にクラッチペダルの操作のみでエンジンの自動停止&再始動が可能となる技術。従来のアイドリングストップ&スタートシステムでは必要だったパーキングレバーの操作が不要となる
*6 環境対応車普及促進税制による減税措置