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三菱ふそう、大型トラック「スーパーグレート」と中型トラック「ファイター」に新開発の安全装置を搭載し発売

2012年4月12日(木)


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三菱ふそうトラック・バス株式会社(代表取締役社長 アルバート・キルヒマン、本社:神奈川県川崎市 以下:MFTBC)は、新たに安全性と経済性を向上させた大型トラック「スーパーグレート」と中型トラック「ファイター」を、4月9日(月)より全国の三菱ふそう系販売会社及びMFTBC地域販売部門から発売した。

今回発売する両車は、全車で2012年7月に施行される安全規制※1に適合した。また新たに、アクセルとブレーキが同時に操作された際にはブレーキが優先される、新開発のブレーキオーバーライドシステム(BOS)を標準装備することで、万が一の誤操作に対応したという。

大型トラック「スーパーグレート」には、後続車との衝突を抑制するためのESS(緊急制動表示灯:エマージェンシーストップシグナル)を全車標準装備し、安全性に磨きを掛けた。また経済面では、低燃費技術を搭載した大型トラックのコンセプトモデル「FUEL EFFICIENT TRUCK」※2に搭載している、新開発の“ドラッグフォイラー”と“リヤスポイラー”をLIMITED車に標準装備※3することで、未装着車に比べ最大で5%の燃費の向上を実現した。

MFTBCはトラック、バスの全車に排気後処理装置「BlueTecシステム」(再生制御式DPF+尿素SCR)を搭載することにより、PMとNOxの排出量を大幅に低減し、エンジン本体での高効率燃焼を実現している。今回の大型トラック「スーパーグレート」と中型トラック「ファイター」もポスト新長期規制(平成21年度、平成22年規制)に適合し、全車でPMとNOxの排出量が規制値より10%以上オーバー達成。加えて平成27年度重量車燃費基準を達成※4したことにより、自動車重量税と自動車所得税が最大50%減税となる「新エコカー減税」の対象となった。なお、MFTBCの9割のトラックとバスが「新エコカー減税」の対象となる。

※1 ECE規制(ヨーロッパ経済委員会が定める国際基準)に準じた安全規制。
※2 「FUEL EFFICIENT TRUCK」は、MFTBCの経営ビジョンである「FUSO2015」の一つである「業界をリードするグリーン・イノベーション (環境貢献企業)」において目標としている、「CO2排出削減 2015年まで7.5%」を達成すべく発表された試験車両。
※3 一部オプション設定。
※4 一部車種を除く。

 詳細は、三菱ふそうトラック・バスホームページへ。