いすゞ、普免対応の小型ディーゼルトラック「エルフミオ」発売
2024年7月29日(月)
エルフミオ(専用色ペールブルー)
いすゞ自動車株式会社(本社:神奈川県横浜市、社長COO:南真介、以下「いすゞ」)は、国内唯一となる、オートマチックトランスミッション(AT)限定の普通自動車運転免許(普通免許)で運転できる小型*1ディーゼルトラック「エルフミオ」を7月30日より発売する。
昨今のドライバー不足の問題は、小口配送を中心とするラストワンマイル物流はもちろん、物流にとどまらないさまざまな業種の自営業者においても、少子高齢化による担い手不足が生じており、国内経済を支えるトラックドライバーの人材確保は喫緊の課題となっている。
このような中、ドライバーの裾野を広げるため、いすゞは経済合理性の高いディーゼルエンジン搭載の小型トラックをAT限定の普通免許で運転できるよう開発を推進し、このたび「エルフミオ」が誕生した。これからのドライバー多様化を見据え、「だれでもトラック」をキーワードに、ドライバー不足という社会課題の解決への貢献を目指す。また、スマートフォン(スマホ)やタブレットなどのデジタル端末で購入できるオンライン販売チャネル「ELFmioストア」を開設し、ユーザーが“いつでも、どこでも”購入できる、トラックの新しい購入スタイルを提案する。
<主な商品特徴>
エルフミオは、燃費性能に優れるパワートレインとして1.9Lディーゼルエンジン「RZ4E」を搭載した。軽量なエンジンを採用することなどにより、最大積載量1.35トン*2を確保し、高い積載性を実現した。また、燃費性能を徹底的に追求し、クラストップの13.6Km/L(JC08モード)*2を実現、中量車燃費基準を達成した。積載1.5トンクラスに十分な出力(最高出力88kW/最大トルク320Nm)を発生し、6速ATとの組み合わせにより、パワフルでスムーズな走行を実現した。
キャビンは広く快適な居住空間を確保したことに加え、広いドア開口による優れた乗降性を実現。また、小径ステアリングの採用やシートスライドピッチの細分化により、最適なドライビングポジションをとることが可能となり、誰にとっても運転しやすい設計にこだわった。上級グレード「SEカスタム」にはアームレスト、シートヒーター、ランバーサポート付きシートや電動パーキングブレーキを装備し、ホスピタリティあふれる室内空間を提供。キャブバリエーションはシングルキャブ、ダブルキャブに加え、シート後方の室内空間を拡張した、いすゞ独自のスペースキャブを設定している。
ボディカラーは標準のアークホワイトに加え、エルフミオ専用のペールブルーやダークカーキメタリック(SEカスタムに設定)など、トレンドを取り入れた多彩なカラーバリエーションを用意した。
<セーフティ>
「誤発進抑制機能」や「プリクラッシュブレーキ(直進時)」など充実した先進安全機能を標準装備した。また市街地走行の多い使い方に最適な「ブラインドスポットモニター」「プリクラッシュブレーキ(右左折時)」(いずれもオプション設定)により安全運行に貢献する。
<コネクテッド>
高度純正整備「PREISM(プレイズム)」はコネクテッド技術により常時車両コンディションをモニタリングすることで、故障の予兆をとらえて「未然に防ぐ」とともに、万一の故障も「すぐ直す」ことで安定稼動をサポートするサービス。
また、プレイズムスマホアプリにより車両のコンディションをスマホでチェックすることが可能。車検や点 検の期日も事前に知らせる。
さらに、自営業のユーザーには、加入費・年会費無料のサポートサービスであるELFオーナーズコネクトを用意。車両モニタリングやサポートサービスのほか、いすゞ販売会社で初回から継続して車検を受けることで保証延長*3が可能となる。
<完成車ラインアップ>
平ボディのほか、エルフミオ専用の軽量ドライバンや電動ダンプを完成車としてラインアップし、多様な用途に対応している。
<ELFmioストア>
いすゞ販売会社での販売に加えて、オンライン販売チャネル「ELFmioストア」を立ち上げ、スマホでエルフミオがオーダーできる、新しいトラックの購入スタイルを提案。ELFmioストアは、誰でも使いやすいデザインで、都合の良い時間に自身で見積もり作成ができ、オンライン商談の申し込みから車両契約まで、販売会社へ足を運ぶことなく完結する。メンテナンスリースのELFmioストア専用商品を用意しており、いつでもどこでも簡単便利にエルフミオを購入できる*4
*1 最大積載量2t以下 キャブオーバートラック
*2 平ボディ シングルキャブ リアタイヤ シングル/フラットロー 2人乗り
*3 保証延長には規定走行距離など一部条件あり
*4 オペレーター対応は土日祝日含む8:00〜21:00、所定の夏季・年末の連休期間は除く