トラック情報サイト「トラックNEXT」

トラックNEXTは、トラックユーザーとトラック関連メーカーをつなぐトラック情報サイトです

ニュース詳細

国交省、業務前自動点呼等の検討へ

2023年8月25日(金)

 国土交通省は、ICTを活用した遠隔点呼の被実施場所の拡大や業務前自動点呼及び運行管理業務の一元化の実現に向けた実証実験等、運行管理の高度化に向けた検討を行う。
 今年度の第1回ワーキンググループでは、運転者が遠隔で点呼を受けられる場所の拡大について要件の最終とりまとめを行うとともに、業務前自動点呼の実証実験や運行管理業務の一元化に関する議論等を昨年度に引き続き行う予定。検討会資料及び議事概要は、後日、国土交通省ウェブサイトに掲載される。

 自動車運送事業者は、輸送の安全確保のため、営業所毎に運行管理者を配置し、運転者に対する乗務前後の点呼や運行中の必要な指示等の運行管理を、原則対面で行っている。
他方、近年、運行管理に活用可能な情報通信技術(ICT)の発展は目覚ましく、運行管理における安全性の向上、労働環境の改善、人手不足の解消等に向けた手段として ICT の活用が注目を集めており、国土交通省では、遠隔点呼の対象の拡大や自動点呼の導入など、運行管理業務の高度化に向けた検討を行っているところである。

<令和5年度 第1回「運行管理高度化ワーキンググループ」>
1.日 時 : 令和5年8月29日(火)14:30〜16:30

2.形 式 : 対面及びオンライン

3.議 題 :
(1)令和5年度運行管理高度化の検討スケジュールについて
(2)遠隔点呼の被実施側場所拡大の最終とりまとめについて
(3)業務前自動点呼の実証実験について
(4)運行管理業務の一元化について
(5)その他

4.委員等 :
運行管理高度化ワーキンググループ 委員等名簿(五十音順、敬称略)

【委員】
伊藤 昌毅(東京大学大学院情報理工学系研究科附属ソーシャル ICT 研究センター准教授)
稲田 浩二( 公益社団法人日本バス協会 常務理事)
今井 猛嘉 (法政大学大学院法務研究科 教授)
小田切 優子 (東京医科大学公衆衛生学分野 講師)
小野 秀昭 (株式会社運輸・物流研究室 取締役フェロー)
加藤 博和 (名古屋大学大学院環境学研究科教授)
酒井 一博 (公益財団法人大原記念労働科学研究所 主管研究員)
?木 寿明 (公益社団法人全日本トラック協会 交通・環境部 調査役)
吉村 幸治 (一般社団法人全国ハイヤー・タクシー連合会 業務部長)

【オブザーバー】
永嶋 功 (日本貨物運送協同組合連合会 専務理事)

【行政】
国土交通省自動車局安全政策課(事務局)、旅客課、貨物