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ふそう、大型トラック「スーパーグレート」2019年モデル発売

2019年11月8日(金)


「スーパーグレート」2019年モデル(撮影用特別仕様車)
−国内初となる運転自動化レベル2の高度運転支援機能を搭載した大型トラックを発表−
・日本市場のベンチマークとなるレベル2の運転支援技術を搭載した大型トラック
・ダイムラーグループで3番目となるレベル2の高度運転支援機能を搭載した大型トラックの発表
・レベル4の自動運転技術を搭載したトラック誕生に向けた大きな前進
・日本の道路状況に適合した各種先進安全装置の搭載で安全性能を強化


 三菱ふそうトラック・バス株式会社(本社:神奈川県川崎市、代表取締役社長・CEO ハートムット・シック)は、国内の商用車市場初となるSAE(米自動車技術会)が定める運転自動化レベル2に相当する高度運転支援機能を搭載した大型トラック「スーパーグレート」2019年モデルを発表した。同モデルは、10月より全国の三菱ふそう販売会社及び三菱ふそう地域販売部門にて販売を開始している。

 同モデルは、レベル2相当の高度運転支援機能「アクティブ・ドライブ・アシスト」と従来モデルから性能をさらに向上させた衝突被害軽減ブレーキ「アクティブ・ブレーキ・アシスト5(ABA®5)*」を新規搭載することで、ドライバーの大幅な負担軽減とより進化した安全支援機能を実現した。

 「アクティブ・ドライブ・アシスト」は、車両前部の高精度レーダーおよび前方認識カメラを通じて道路状況や車線の情報を分析し、従来モデルから搭載されている全車速域に対応した追従型クルーズコントロール「プロキシミティ・コントロール・アシスト」によるアクセルとブレーキの制御に加え、ステアリングを制御することで車両を同一車線内に維持する「レーンキープ機能」を搭載した。この機能はレベル2の高度運転支援を実現し、ドライバーの大幅な疲労軽減と安全サポートにつながる。また、従来の「車線逸脱警報システム」をさらに進化させた「車線逸脱抑制機能」では、60km/h以上で走行中にドライバーの意図しない車線逸脱が発生した場合にはステアリングを制御し、車両を車線内に戻す。

 また同モデルでは、性能を向上させた衝突被害軽減ブレーキ「ABA®5」を新規搭載し、より進化した安全支援機能を実現した。「ABA®5」では従来のレーダーにくわえてフロントガラスに搭載した前方認識カメラを組み合わせることでより高い精度で障害物を検知し、前走車が停止している場合でもより高い衝突回避能力を実現した。また歩行者に対し、より速い車速からでも衝突回避が可能となった。

 同車は新たな先進安全支援装置も搭載し、ドライバーの安全支援機能をさらに強化した。「インテリジェント・ヘッドライト・コントロール」は、フロントガラスに搭載されたカメラが前方の交通状況や周囲の明るさを検知し、自動でハイビーム又はロービームに切り替え、ドライバーが自身で行う操作のわずらわしさを軽減出来る。交通標識認識機能「トラフィック・サイン・レコグニション」は、カメラが認識した前方の交通標識をマルチファンクションモニターに表示することでドライバーの交通標識の見落としを少なくする。

 同モデルの誕生は、ダイムラー・トラックによるSAEレベル4の自動運転車両の実現に向けたグローバルな取り組みの一部。「スーパーグレート」は、メルセデス・ベンツの「アクトロス」、フレートライナーの「カスケディア」に続いて、ダイムラー・トラックで3番目にレベル2の高度運転支援機能を搭載した大型トラックになる。2019年にダイムラー・トラックはレベル4の自動運転技術の開発に5億ユーロを投じることを発表し、日本、欧州と米国を拠点に自動運転技術の研究開発を行うスタートアップ「Autonomous Technology Group」を設立した。また、この投資の一部には自動運転技術開発を手掛ける米TORC Robotics社への出資も含まれる。このグローバルでの取り組みは、日本における法規制が整い次第、同社がレベル4の自動運転技術を搭載したトラックを発表する準備が整うことを示している。
*「ABA®5」は三菱ふそうトラック・バス株式会社の登録商標。