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日野自動車、小型トラック「日野デュトロ」を改良

2019年4月26日(金)

 日野自動車株式会社(本社:東京都日野市、社長:下義生)は、小型トラック「日野デュトロ」を改良し、「平成28年排出ガス規制」に対応するとともに、安全装備を大幅に拡充して5月7日に発売する。同社は、商用車メーカーの社会的責務として安全技術と環境技術の開発・普及に取り組んでおり、今回の改良では、排出ガスのクリーン化に加えて、前進誤発進抑制機能をはじめとする安全装備を標準装備し、様々なシーンで衝突回避を支援する機能を追加している。また、ICTサービス「HINO CONNECT」導入によるコネクティッドの推進等、あらゆる面からドライバーをサポートする。

■新たな安全装備(標準装備)
●前進誤発進抑制機能
 壁だけでなく店舗等のガラスも検知し、アクセルを踏み間違えた場合等にはエンジンの出力制御とブレーキ制動によって衝突回避を支援する。

●低速衝突被害軽減機能
 従来から搭載していたPCSに加えて、10km/h以下の低速走行での衝突回避を支援する機能。前方の障害物に気付かずにブレーキを緩めて走り出した場合等には、エンジンの出力制御とブレーキ制動によって衝突回避を支援する。

●クリアランスソナー
 狭い場所に駐車するシーン等で接触回避を支援するため、障害物との距離を警告音とディスプレイ表示で注意喚起する。

●視界支援
 LEDヘッドライトの全車標準化と、国内小型トラック初となる「電子インナーミラー」を採用している。電子インナーミラーは、積み荷などで視界を遮られても後方の安全確認がしやすくなるよう、カメラにより後方映像を表示。また、通常のインナーミラーとしての使用も可能。

■エンジン改良により排出ガスを低減
 改良を加えたパワフルかつ経済的なエンジンと、尿素水を使用しない先進後処理システムDPR-?の組み合わせを全車に採用し、排出ガスのさらなるクリーン化を実現した。
 全車平成28年排出ガス規制に適合しており、車両総重量7.5t超車を中心に一部車型はJ-OBD?に対応している。

■ICTサービス「HINO CONNECT」に対応
 通信端末を標準搭載し、トータルサポート強化の一環として大型トラック「日野プロフィア」等からスタートした「HINO CONNECT」を、日野デュトロにも導入した。PCS作動状況を運行管理者へメールで知らせる等の各種通知機能をはじめ、稼働をサポートするためのコンテンツを提供している。

■ドライバーの利便性向上装備
 ハンズフリー機能付Bluetooth®搭載オーディオとステアリングスイッチを全車に標準搭載した。これにより、ステアリングを握ったまま通話やマルチインフォメーションディスプレイの操作ができる等、利便性も向上した。

 今回発売する「日野デュトロ」は一部車型で平成28年燃費基準+10%達成している。また、ハイブリッド車およびディーゼル車は、ASV減税またはエコカー減税の対象となる。