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新明和工業、テールゲートリフタ「すいちょくゲート®」のリフト能力「600kg」「800kg」サイズの新モデルを発売

2017年5月18日(木)

− テールゲートの全溶接により防錆力を向上したほか、パワーユニットをクロスメンバーに収納したことによる利便性向上 −


 新明和工業株式会社(本社:兵庫県宝塚市 社長:五十川 龍之)は、テールゲートリフタ「すいちょくゲート®」のリフト能力「600kg」及び「800kg」サイズの新モデルを5月1日に発売した。

これまでは断続溶接を行っていたテールゲートを、新モデルでは全てのサイズのテールゲートにおいて全溶接を採用したことにより、防錆力が大幅に向上した。また、テールゲートの接地面に専用クッションゴムを設けることで、接地時の衝突音とテールゲートへの衝撃を低減させた。

このほか、これまではテールゲート本体から独立していたパワーユニット(動力源となる油圧発生装置)を、クロスメンバーの中に収納したことで、空いたスペースへの工具箱やステップ等の取付自由度が高まった。

■新モデルの特長
(1)テールゲートの防錆力の向上
・全てのサイズにおいて全溶接を採用。従来の断続溶接では長期間の使用において溶接の間から錆汁が発生することがあったが、全溶接では錆の発生が抑えられるため長期間にわたって使用することができる。
・テールゲートの接地面に専用クッションゴムを採用することでテールゲートの接地時の衝突音低減とともに、接地する側(道路,床等)を傷つけないよう配慮。また、テールゲート側も傷がつきにくくなることから錆の発生が抑えられる。

(2)利便性の向上
・パワーユニットをクロスメンバーの中に入れたことによって、これまでのパワーユニットの取付位置である車両左舷側の後方にスペースが空き、ステップや工具箱等の追加取付が可能。

(3)架装性の向上
・パワーユニットをクロスメンバー内に収納したことで架装時にパワーユニットの取り付けが不要となった。
・テールランプの取り付けは、車体メーカー各社のテールランプ用の部品を使ってボルトでの取り付けが可能になった。 これにより、架装時に視認角等の法規を守りながら位置合わせする作業が不要となる。

(4)メンテナンス性の向上
・クロスメンバー内に収納したパワーユニットはクロスメンバーから取り外すことなく簡単に引き出すことができ、作動油交換やバルブ交換が容易に行えるようになった。

■主要諸元及び販売価格(RE06-1030、RE08-1030)
昇降能力:600kg(RE06-1030)、800kg(RE08-1030)
適応シャシ:1.5~4.5t級(RE06-1030)、2〜4.5t級(RE08-1030)
適応床面地上高:690mm〜1200mm
ゲート長:830mm(RE06-1030)、1000mm(RE08-1030)
ゲート幅:1580〜2370mm
ゲート材質:SS400(縞鋼板)
昇降時間:5〜15秒
昇降機構:油圧シリンダー+ワイヤー
動力装置:パワーユニット+車両バッテリー
電源電圧:DC12V、DC24V

■販売価格(シャシを除く完成車価格):
・509千円〜(2t車級 RE06-1133 ゲートサイズ1580×830)
・669千円〜(2t車級 RE08-1133 ゲートサイズ1580×1000)
※本体、取付け費込、税抜