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ニュース詳細

富士通テン、業務用ドライブレコーダー「G500シリーズ」発売

2015年9月18日(金)

クラウド連携で安全運転を効率的に支援
〜業界初(*1)、ヒヤリハット画像自動抽出機能搭載〜


富士通テン(株)(本社:兵庫県神戸市 代表取締役社長:山中 明)は9月18日、業務用ドライブレコーダー「OBVIOUS(アヴィアス)レコーダー(*2)」の新商品として、ドライブレコーダー専用モデル「DRU-5010」とデジタコ(*3)搭載モデル「DRD-5020」(12月下旬発売)の2機種からなる、クラウドと連携し安全運転を効率的に支援する「G500シリーズ」を発売した。

新商品である「G500シリーズ」は、走行中に撮影した膨大な記録画像の中から事故につながる危険度の高いヒヤリハット画像を自動抽出(業界初(*1))し、これまで管理者が目視で検出していた手間を省く。
また、業界最大クラスのイメージセンサーを搭載した高解像度のカメラを採用し、自車両と車線までの距離計測による「ふらつき(車線逸脱)検知機能」と、前方車両との車間距離を計測する「車間距離検知機能」を新たに搭載した。これらの計測値は時系列に保存され運転診断データとして活用できるという。時間帯別のふらつき度合いの傾向や速度別の車間距離の傾向など、ドライバー毎の運転特性を分析して、安全運転指導・教育に生かせることができる。ふらつき検知では危険と判断した場合に音声ガイダンスで警告する機能も搭載している。

さらに、ふらつきや車間距離に加え、車両の位置、速度や急加速/急減速などのデータと、業務開始/終了、荷物積み込み/卸しなど作業状態のデータは、通信ユニット(オプション品)を接続してクラウドに集約することで、リアルタイムで車両の位置や動態を事務所のパソコンでも確認でき、ドライバーに速やかに運行指示や安全運転指導が行える。
また、トラック荷室の温度センサーやアルコールチェッカーなどを接続して、お客様の業務・運用状況に応じたカスタマイズを行える機能を備えている。

同社は、「人」「クルマ」「社会」のデータをつなぎ合わせて、お客様一人ひとりに合わせた新たな価値を提供する車載情報機器・サービスのコンセプト「Future Link®」を2014年秋に発表し、同社の全ての事業分野に展開を進めており、今回の新商品はこのコンセプトを具現化した商品となる。

【G500シリーズの主な特長】

1.安全運転支援強化

■画像自動解析機能 業界初!

クラウドサービスを使用することで、保有車両から収集される膨大な画像の中から、事故につながる危険度の高いヒヤリハット画像を自動で抽出する。抽出した画像は、地点とともにその要因を強調表示する。
これまで目視で確認して探し出していた管理者の負担が軽減でき、業務の効率化が図れる。


■ふらつき(車線逸脱)検知/車間距離検知機能New!

高解像度デジタルカメラにより走行中の自車両と車線までの距離や前方の車間距離を計測し続ける。ふらつき検知では危険と判定した時に音声ガイダンスで注意喚起を行い、ドライバーの安全運転をサポートする。
計測で得られたデータからドライバー毎の時間帯や速度域による傾向を分析し、安全運転教育に活用することで、個人個人に則した予防安全につなげられる。
なお、ふらつき(車線逸脱)検知機能は富士通研究所(*4)の技術を、車間距離検知機能は富士通(*5)の技術をそれぞれ活用している。


■危険エリア警告New!

事故が多い交差点などの危険エリアを、自車位置を中心に200カ所ピックアップし、その地域に進入すると音声でドライバーに警告する。(通信ユニットの接続が必要)



2.運行管理データの活用

■車両の位置や動態をリアルタイムに事務所で把握・指示New!

通信ユニット(オプション)を接続してクラウドと連携することで、車両の位置、車線までの距離や前方車両との車間距離、急ハンドルや急ブレーキ、動態などのデータを自動で収集する。

?車両の位置・運転状況や動態を事務所のパソコンで確認でき、リアルタイムな運行指示や安全運転指導が行える。
?収集したデータから運転日報を作成できるので、運行終了時にSDカードを事務所に持ち帰り出力する手間が省ける。



3.高画質化

■業界最大クラス 高性能イメージセンサー(1/2.7インチCMOSセンサー)&100万画素カメラNew!

イメージセンサーの面積は大きいほど受光量が増え、1画素が受け取れる情報量が増えるため、画質を決める大きな要素になる。業界最大クラスの1/2.7インチCMOSセンサー搭載により、今まで識別が難しかった車両ナンバーなどの細かい情報を逃さない高画質記録が可能。


■高い視認性を実現するHDR合成技術New!

露出の低い画像と高い画像を合成し、諧調のとれた画像にすることで、今まで映しきれなかったところを見やすく表現する“HDR合成(high dynamic range imaging)”を搭載。トンネル内や街灯のない夜道での黒つぶれやヘッドライトに照らされたナンバープレートの白とびを補正し、夜間でもバランスのとれた録画を実現した。


4.カスタマイズ機能の装備New!

トラック荷室の温度センサーやアルコールチェッカーなどを接続するカスタマイズ機能を備えている。ユーザーの要望に応じ個別開発による対応が可能。
(注)接続機器の仕様などにより対応できない場合がある。


5.充実の記録New!

■最大5台のカメラ接続
■128GB大容量SDXCカード対応による高画質、長時間記録
■イベント+常時のW記録

注釈
(*1)2015年9月現在
(*2)OBVIOUS:当社の業務用ドライブレコーダーは、映像と音声などで車両周辺状況や運転状況を記録して
事実を明らかにする製品として、「OBVIOUS:明らかな」という単語を用い「OBVIOUSレコーダー」と名付けている。
(*3)デジタコ:デジタルタコグラフ。車両の運行にかかる速度・時間などを自動的にメモリーカードなどに記録する装置。
(*4)株式会社富士通研究所:本社:神奈川県川崎市 代表取締役社長:佐相 秀幸
(*5)富士通株式会社:本社:東京都港区 代表取締役社長:田中 達也