トラック情報サイト「トラックNEXT」

トラックNEXTは、トラックユーザーとトラック関連メーカーをつなぐトラック情報サイトです

ニュース詳細

富士通製ネットワーク型デジタルコグラフ「DTS-D1シリーズ」発売開始

2015年8月5日(水)

〜クラウド機能を大幅強化し、ドラレコ動画の新い活用シーンを提案〜

富士通グループのトランストロン(本社:横浜市、代表取締役社長:大岡 信一)は三日、ネットワーク型デジタルタコグラフ(以下、デジタコと記載)「DTS-D1シリーズ」とクラウド型運行支援サービス「ITP-WebService V2」の販売を開始する。
「DTS-D1シリーズ」のラインナップは、標準型「DTS−D1A」及びドライブレコーダー(以下、ドラレコと記載)搭載型「DTS-D1D」の2機種。
ネットワーク(通信)とクラウドを活用し、カードレス運用やリアルタイムな運行管理など、従来の富士通製ネットワーク型デジタコ「DTS-C1シリーズ」の特長を継承し、LTE通信の採用や、操作性を大幅に向上させる等の強化を図っている。特に「DTS-D1D」はデジタルカメラを採用すると共に、安全運転支援機能を大幅に強化した。
「ITP-WebService V2」は、完全なウェブ化を図り、タブレット端末でも使用出来るようになることで、活用環境を大きく広げた。
デジタコと同様に、標準型とドラレコ対応型を揃え、ドラレコ対応型は動画を無制限に取得し、クラウド上へ保存出来る機能を追加することで、ドラレコ動画の新しい活用シーンを提案するという。

■「DTS-D1シリーズ」の特長について
1.LTE通信モジュールを標準搭載し、高速通信を実現
LTE通信モジュールの標準搭載により、通信速度が向上し、画像送信などがより快適に利用できる。

2.免許証リーダー
免許証を車載機にかざすだけで乗務員を認識し、不携帯や期限切れの確認も可能。

3.大画面有機EL(エレクトロルミネッセンス)
広視野角で文字が見やすい大画面(4.2インチ)有機ELパネルを搭載。
(従来機器のDTS-C1シリーズと比べて1.5倍)

4.操作性を重視した5つのボタンとテンキー
手袋をしていても押しやすい5つのボタン、独立テンキーを採用。

5.音声認識機能
音声認識用マイクを接続することで、発声するだけでデジタコの各種操作が可能。

6.多彩なインタフェース
Bluetooth(近距離無線通信)を標準搭載しているので、スマートフォンと連携し、操作部として活用することが可能。また、USBポートも搭載しており、今後の外部機器連携の拡充に活用予定。

7.92万画素デジタルカメラを採用(ドラレコ搭載型のみ)
前方車両のナンバープレートもはっきりと確認出来る。

8.最大5台のカメラを接続、同時撮影も可能(ドラレコ搭載型のみ)
デジタルカメラに加え、アナログカメラ、ドームカメラ、高圧洗浄対応カメラをラインナップし、 用途に合わせたカメラを選択可能。また、最大5台のカメラを接続、同時に撮影することで、死角の低減が図れる。

9.車線逸脱・前方車両との車間距離検知機能を活用した運行管理高度化(ドラレコ搭載型のみ)
デジタルカメラで撮影した画像を独自の技術で認識し、車線逸脱と車間距離を検知する。検知情報はリアルタイムに事務所へ通知され、運転日報へも記録されますので、点呼時に活用するなど、運行管理の高度化を実現する。
また、ドライバーへも警報し、注意喚起を促す。

■「ITP-WebService V2」の特長について
1.見やすく、操作性が向上した動態画面
車両情報をリアルタイムに確認出来る動態画面から、日報などの運行実績にも簡単にアクセス出来る。車両情報(いつ、どこで、どのドライバーが、何をしているのか)は、イベント(デジタコの作業ボタン押下時や、スピードオーバー等の違反時)が発生した際に、ほぼリアルタイムに表示される。

2.サービスレベル向上にも活用可能な動態画面
見やすくなった近傍車両検索画面により、取引先様からの急な問合せや配車指示にも迅速・正確に回答出来る。

3.日報のレイアウト変更
業務形態に合わせて日報のレイアウトを簡単に変更出来る。

4.完全なWeb化により、タブレット端末でも運行管理が可能。
インストール作業が不要となり、所定のURLを入力すれば、タブレット端末でも運行管理画面の確認、操作が可能。PC・タブレットとインターネット環境があれば、場所を選ばず簡単に利用出来る。

5. HD画質の動画(30秒)を無制限に取得。
HD画質の動画(30秒)を無制限に取得出来る業界初の機能を搭載。
気になるドライバーの動画を取得することで、的確に現場状況を把握し、確実な運行指示が可能。
また、見やすいオンラインビューアを搭載し、動画をダウンロードすれば、ローカルPCでの再生も可能。

6.クラウド上へドラレコ動画を保存
取得した動画データは、クラウド上で最大50件/車両を保存出来る。「帰庫後の点呼」「社内安全運転教育」等で、ドラレコカードの抜き差し不要で、どこからでも見たい動画を確認出来る。

■手厚いアフターサポート
従来と同様に、導入頂いた利用者様の運行管理業務を支援する為に、下記のサポート内容もサービス価格に含んでいる。
【サポート内容(当社のポイント)】
操作QA、機器故障時のトラブル対応時は、リモートでクラウドセンターへ接続、利用者様と同様の環境下で調査を実施。
システムトラブルの際は、弊社販売会社と連携し、早期復旧を図る。
万が一、デジタコが故障した際は、代替機を先行で準備し、指定工事会社が交換する。

■外部機器連携
他メーカー機器と連携させて頂くことで、更に安全/省エネ運転を促進するデータの取得が可能となり、より高度な運行管理を実現。
【連携可能機器】
<モバイル型アルコールチェッカー>
(株)タニタ製、東海電子(株)製、(株)東洋マーク製作所製

<据え置き型アルコールチェッカー>
サンコーテクノ(株)製、東海電子(株)製、(株)東洋マーク製作所製

【連携予定機器】
<眠気検知システム>
富士通製ウェアラブル眠気検知システム「FUJITSU Vehicle ICT FEELythm(フィーリズム)」
<冷凍機>
(株)デンソー、菱重コールドチェーン(株)、東プレ(株)
<TPMS(タイヤ・プレッシャー・モニタリング・システム)>
(株)オレンジジャパン製

■多様なオプションサービス
<労務管理オプション>
デジタコで取得したデータを基に、改善基準告示に準拠した労務状況を自動計算する。

<上位システム連携オプション>
運行実績をCSVファイルで出力。
会計・人事/給与などの基幹システムとの連携が可能です。

<音声通話オプション>
デジタコにハンドセットを接続することで、ドライバーは事務所との音声によるコミュニケーションが行える。

<エコアンドセイフティ運転評価オプション>
ドライバーの運転特性を一律の評価指標で数値化(E&S指数)し、指数の改善により、波状運転の抑制に繋がる。
下記、2つのサービスはクラウド上において、他事業者とのデータ相互活用を図るオプションサービス。

<急ブレーキ多発マップオプション>
全国で稼働する富士通製ネットワーク型デジタコで取得した急ブレーキ情報をクラウド上で分析することで、急ブレーキ多発マップを作成する。

<エコアンドセイフティ 全国運転ランキングオプション>
E&S指数による他の事業者とのランキング化を可能とする。指数改善に対するドライバーのモチベーションを高め、全社をあげた運転品質の改善へ繋がる。


■標準価格(全て税別で記載)
・デジタコ価格(オプション機器、取付作業費は除きます)
◆ DTS-D1A :229,000円
◆ DTS-D1D(ドラレコ搭載) :279,000円(デジタコ+デジタルカメラセット)
・サービス価格
◆ ITP-WebService V2 :月額1,980円/車両
◆ ITP-WebService V2 ドラレコ :月額2,690円/車両

※ITP-WebService V2は下記機能をオールインワンで提供。
・運行支援 ・動態把握 ・Q&A、センドバック、機器現地交換作業
・地図ソフト ・通信費 ・ドラレコ画像管理機能(ITP-WebService V2 ドラレコのみ)