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UDトラックス、コンドルPK(積載量8トンクラス)および中型クラスエンジンの開発について

2010年4月20日(火)

<コンドルPK(積載量8トンクラス)の開発について>

  UDトラックス株式会社(旧社名 日産ディーゼル工業株式会社 社長 竹内 覚)は、平成21年排出ガス規制(ポスト新長期規制)に適合するコンドル(積載量8トンクラスの大型トラック)を開発した。
 このコンドルPKは、大型トラック「クオン」とのファミリーアイデンティティーと中型クラストラックとしての特性を表現した新しいキャブデザインを採用(フルモデルチェンジ)すると共に環境性能と燃費性能を両立させた新開発のGH7エンジンを搭載している。また、同社が世界で初めて自動車への搭載を実現させた低公害デバイスの尿素SCRシステムも一新して採用している。

 開発では、ボルボグループの開発プロセスであるCAST(Common Architecture & Shared Technology)コンセプトに基づき、同社とボルボのシナジー効果追求テーマの一つである中型クラストラック車両プラットホームの構築を実現し、ボルボグループ各社と共有するハーモナイゼーションを図っている。このグローバルトラックは、2010年年央に日本で発売を開始し、2010年秋に米国でも販売する。国内向けおよび海外向けともに同社の上尾工場で生産する予定。


<中型クラスエンジンの開発について>

 また、同社は平成21年排出ガス規制(ポスト新長期規制)適合の中型クラストラックに搭載するGH7エンジンを自社開発した。

 中型クラスエンジン開発のため、同社とボルボはシナジー効果追求テーマの一つであるボルボグループ各社が共通で採用する中型クラスエンジンプラットホームを完成させた。同社はそのエンジンプラットホームと同社に蓄積された技術やボルボグループが持つ豊富な開発リソースを活用し、将来の排出ガス規制への適合が可能となるポテンシャルを備えた環境性能と燃費性能を両立させたGH7エンジンを開発した。

 このGH7エンジンは、上記のコンドルに搭載して発売した後、コンドルシリーズの中型クラストラックに順次搭載する予定。また、海外市場では、米国で2010年秋に発売するトラックに搭載する予定。

 国内向け、海外向けエンジンとも上尾工場で生産する。