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ベバスト ジーシーエスジャパン アイドリングストップクーラーを発売

2010年3月1日(月)


アイドリンクストップクーラー 発表会の様子
−その場で予約の声も・・大盛況であったアイドリンクストップクーラーの発表会 早くも全国でのお披露目会も熱望 −

ベバスト ジーシーエス ジャパン株式会社(代表取締役社長バルテック・ラジムスキー、横浜市港北区)は、2010年春より、コンプレッサー式パーキングクーラーを大型トラック向けに発売を開始する。

このたび発売されるパーキングクーラーは、エンジンを停止した状態で使用する冷房機器で、車両のバッテリー電源のみで稼動するため、燃料を使用せずCO2も排出しない。

従来のトラック用パーキングクーラーは「蓄冷式」であり、アイドリングをストップして使用するために、蓄冷ユニット内の保冷材を走行中に冷やす必要がある。蓄冷のために事前運行が必要である点や、外気温が高い場合には使用時間が短い点などが欠点だった。


アイドリンクストップクーラー
発表会の様子

同社のパーキングクーラーは、保冷材が不要な「コンプレッサー式」のため、外気温の影響を受けずに最大7時間の連続稼働が可能であり、快適な車内での休憩や仮眠などを実現する。

大型トラックの運行形態調査 によると、夏期に荷待ち時や仮眠時にアイドリングをしている時間は平均5.5時間/日(93日/年)となっており、アイドリングだけで最大約2,166kg のCO2が排出されている。パーキングクーラーを使用することで環境面および燃費面で大幅な効果が見込まれる。

また同社では、冬期のアイドリングをなくすべバストヒーターを販売しており、同製品の世界および国内シェアはともに第一位(同社発表)、パーキングクーラーの発売により、「年間を通して」環境にやさしく快適な車内空間を保つことができる製品が揃うこととなるという。

また同製品は2005年に国土交通省から省エネ機器として認定されており、同年のエコプロダクツ大賞・審査委員長特別賞(奨励賞)を受賞している。


パーキングクーラーの初年度(2010年3月から12月)の販売目標は850台。メーカー希望小売価格は27万円(税抜、取付周辺部品費、取付費別)。