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矢崎エナジーシステム、ネットソリューション型デジタコ『DTG5』新発売

2012年11月6日(火)

 矢崎エナジーシステム株式会社(社長:矢崎 航、資本金:3億1,000万円、本社:東京都港区)は、クラウドコンピューティングを活用したネットソリューション型のデジタルタコグラフ『DTG5』を明年1月21日から全国一斉に発売する。
 既設の同社製デジタルタコグラフとの互換性を持つとともに、定額制を採用した事から、スムーズなリプレース対応の実現に加え、初めて導入するユーザーも1台からの段階的導入が可能となる安心型のシステムだ。 また、乗務員の操作性を最大限に軽減する機能の搭載により、ドライバーにやさしいシステム構築を実現した。
 本体価格(通信アンテナ、GPSアンテナを含む)は98,000円(消費税込価格 102,900円)。クラウドコンピューティングによる解析システムの提供により、これまで必要であった専用の事務所機器は不要となる。
 同社では、トラック運送事業者やバス事業者を対象に、初年度2万台(本体ベース)の販売を計画している。

 従来のデジタルタコグラフは、乗務員ごとに専用のメモリーカードを利用して、車両の運行記録を解析していたが、『DTG5』は、メモリーカードを使用せず、車両の運行データを全て無線通信を介して、データセンターで解析処理を行い、インターネット上で様々なコンテンツの提供を行うサービス。

同社は、1999年3月に国内初となるデジタルタコグラフの型式を取得し、今日まで、安全・省エネを軸とした商品開発を進めてきたが、通信技術などのめざましい変革の中にあって、今後は即時性が高く、車両情報や労務管理情報の把握に加え、コンプライアンス機能を拡充する事で、事業者の利益に通じる新たな付加価値を創出する仕組みが必要と考え、『DTG5』の開発に踏み切ったという。

今回発売する『DTG5』は、これまでのDTGシリーズとのデータの互換性を有しているため、既に当社製のデジタルタコグラフを活用頂ユーザーは、1台単位の段階的な リプレースにも最小の投資で実現が可能。
また、原則、従来の機能を継承しているため、基本となる安全・省エネ運転管理はもちろん、温度管理や、車両管理に関するデータを通信でリアルタイムに情報提供するとともに、連続運転時間や、休憩時間等の労務管理上の情報管理も行える。また、危険兆候警報機能等の事故を未然に防ぐ、予防安全機能も継承している。


■『DTG5』の特長
1.「ノン・オペレーションモード」の採用で、乗務員の操作性を最大限に簡素化

2.乗務員認証機能の3パターン標準化
?自由入力方式
乗務員毎に設定された数値(乗務員コード)を入力。
?マスター選択方式
予め登録された乗務員コードから、選んで入力。
?点呼連動方式
点呼情報との連動による車両を選択。

3.既設のデジタルタコグラフと互換性を保つ、データコンバート機能搭載
データのコンバート機能によって、既存のデジタルタコグラフのシステムとも混在運用が可能なため、無理のない導入移行を実現。

4.コンプライアンス違反の可視化システムの構築
運行実績のコンプライアンス違反を見える化する事で、適正な労務管理を支援。

5.アプリケーション提供方式の拡張
2種類のアプリケーション提供方式をパッケージ化することで、運送事業者の事務所で、充実した運行管理を行う一方、運行管理者の外出先で使用するモバイルPCや タブレット端末においても、容易に運行管理の状況を把握することが可能。


■『DTG5』の構成
1.構成商品および販売価格
○デジタルタコグラフ『DTG5』 98,000円(税込102,900円)
(構成内容)・本体、・GPSアンテナ、・データ通信アンテナ
2.通信費
2,300円/台(月額・税抜)
3.その他、機器連動
<スイッチユニット・温度センサ・ETC車載器・可搬型アルコールチェッカー>
■発売日
2013年1月21日発売
■初年度販売計画
20,000台/年(本体ベース)
■製品写真
○『DTG5』車載器本体
外形寸法 : 178(幅)×50(高さ)×150.6(奥行き)mm