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三菱ふそうと日産、小型トラックOEM供給で基本合意

2012年6月29日(金)

三菱ふそうトラック・バス株式会社(本社:神奈川県川崎市幸区、社長:アルバート・キルヒマン)と日産自動車株式会社(本社:神奈川県横浜市西区、社長:カルロス・ゴーン)は29日、両社が小型トラックの相互OEM 供給を検討することで基本合意したと発表した。
今回の合意は、2010年4月7日に発表した、ダイムラーAGとルノー・日産アライアンスとの戦略的協力関係に基づくものとなる。

合意内容は下記の通り。(*いずれも日本市場向け)
・ 三菱ふそうから日産に小型トラック「キャンター」(積載量2.0tクラス)を供給。
・ 日産から三菱ふそうに小型トラック「アトラスF24」(積載量1.5tクラス)を供給。

両社は今後、正式契約を締結し、小型商用車事業の更なる強化を図るとともに、両社の国内事業の強化を目指すという。
なお、供給開始年月、供給台数などについては、正式契約までに決定する予定。


今回の合意に関して、三菱ふそう社長のアルバート・キルヒマンは、
「今回の合意は、日産・ルノー、ダイムラーの戦略的協力関係における、シナジーのひとつであり、三菱ふそうが掲げる企業ビジョン“FUSO 2015”の達成に向けた重要なマイルストーンであると考えています。競争が激化するグローバル市場において、当社は、お客様ニーズにより迅速に応えられる事業体制の構築を行うとともに、商品ラインアップの拡大と、生産規模の拡大を実現します。三菱ふそうは業界をリードする低燃費商品を強みに、“FUSO 2015”の柱のひとつである国内の顧客満足の向上を目的に『満足していただける商品力』『信頼される営業力』『頼りになる整備力』の強化に取り組んでいます」と述べた


また、日産最高執行責任者(COO)の志賀俊之は、
「中期経営計画である日産パワー88の達成において、商品ラインアップを拡充し、長期にわたって商用車事業を強化することは必須です。当社は、2016年度までには『世界をリードする商用車メーカーになる』という目標も掲げており、今回三菱ふそう殿とパートナーシップを組めることをうれしく思っています。ダイムラーとの戦略的協力関係からもたらされるシナジーを最大限享受し、お互いの強みを生かした、ユーザーニーズに合致した商品をお客さまにご提供することができると確信しています」と述べた。