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全ト協、今年度の安全環境助成金発表

2012年6月14日(木)

全日本トラック協会は6/13日、平成24年度の安全や環境に関わる8つの助成事業について同協会のホームページで発表した。
発表されたのは以下の8つの助成事業。

■EMS機器導入促進助成事業について
■低公害車導入促進助成事業について
■アイドリングストップ支援機器導入助成事業について
■安全装置等導入促進助成事業について
■ドライブレコーダ機器等導入促進助成事業について
■ASV装置導入促進助成事業について
■青年経営者等による先進的な事業取組に対する顕彰について
■「自家用軽油供給施設整備支援助成事業」のご案内



■EMS機器導入促進助成事業について
→全ト協助成額・・・EMS用車載器1台につき1万円

■低公害車導入促進助成事業について
→通常車両価格との差額の一部をトラック協会が助成する。
◇CNGトラック(新車)車両総重量2.5トン超の車両
2トンクラス―価格差806,000円―助成金額135,000円
4トンクラス―価格差3,029,000円―助成金額505,000円

◇ハイブリッドトラック(新車)車両総重量2.5トン超の車両
2トンクラス―価格差780,000円―助成金額98,000円
4トンクラス―価格差2,697,000円―助成金額338,000円

◇CNGトラック(使用過程からの改造)車両総重量2.5トン超の車両
2トンクラス―価格差806,000円―助成金額100,000円
4トンクラス―価格差3,029,000円―助成金額100,000円

■アイドリングストップ支援機器導入助成事業について
対象・・・(1)エアヒータ (2)車載バッテリー式冷房装置
全ト協助成額・・・取得価格の1/2以内の額(上限設定あり)

■安全装置等導入促進助成事業について
(1)後方視野確認支援装置 (2)呼気吹込み式アルコールインターロック
全ト協助成額・・・対象装置1台につき1万円
国土交通省の技術指針に適合しているものとする。(6/13現在、技術指針に適合している装置はありません。)

■ドライブレコーダ機器等導入促進助成事業について
→ドライブレコーダの全国的な普及に向けて、機器の要件についてガイドラインを策定。対象機器等を分類し、助成事業を実施することとなった。
◇簡易型・・・助成なし
◇標準型・・・10,000円
◇運行管理連携型・・・20,000円
◇スマートフォン活用型・・・3,000円 (タブレット端末による場合はアプリケーションに助成)

■ASV装置導入促進助成事業について
助成対象機器・・・国の事故防止対策支援推進事業(先進安全自動車(ASV)の導入に対する支援)の対象装置と同一。
全ト協助成額・・・対象装置の取得価格の1/4(1車両あたり上限5万円)

■青年経営者等による先進的な事業取組に対する顕彰について
主な顕彰候補対象事業・・・(1)収益向上事業(例:積載率等の向上、同業他社との業務提携構築、提案型の物流一括請負、ユニークビジネスの開拓など) (2)安全対策事業 (3)環境対策事業 (4)社会貢献事業
顕彰金額・総額・・・1事業に対する顕彰金は100万円とし、5事業を対象として顕彰総額500万円とする。

■「自家用軽油供給施設整備支援助成事業」のご案内
軽油供給施設を新設もしくは増設を行う場合、その費用の一部を支援するもの。
助成金額・・・軽油供給施設の新設(設置1箇所分のみ) 100万円
       軽油専用タンクの増設、増設を伴う代替(1基分のみ) 30万円
※ただし、第1期の公募期間内に申請が予算をオーバーした際は、1件あたりの助成金額を減額する場合がある。

今年度の助成事業のうち、大きな変更となったのはドライブレコーダー機器等導入促進助成事業だ。ドライブレコーダーを4つに分類し、それぞれ異なった助成金額が設定された。
また、特筆すべきは安全装置等導入促進助成事業に初めて呼気吹込み式アルコールインターロックが設定されたことだ。6/13現在、国土交通省が設定した技術指針に適合している装置はないとするものの、今後の動向が注目される。