業務用アルコールチェッカー

労働環境の改善に 

「タイヤラック フォーク・ローラー式」新発売

自動車とトラック用品、工具、物流用品の通販を手がける株式会社パーマンコーポレーション(吉原雅郎社長、大阪市西区)は2013年2月、そのままタイヤ交換の位置合わせができるタイヤラックを発売開始した。

同商品は、通常タイヤのラックとして使用するものだが、利点としてキャスターが付いているためそのまま押していくことができ、ホイールボルトの位置合わせやセンター出しが容易にできるようになっている商品だ。
使い方を細かく解説をすると、まずタイヤを同商品に乗せ、チェーンが付いているので落ちないように固定する。そのままトラックのタイヤ部まで運ぶ。この際キャスターが付いているのでまったく力は要らない。おおむね位置を合わせたらジャッキでセンターの位置までジャッキアップする。4つのキャスターは固定式ではなく自由に動くようになっているので、労なく合わせるのができる。最後にホイールボルトを合わせるのだが、ここが最大の特徴で、フォーク部がベアリングローラーとなっており360度回転する仕組みになっており、手でタイヤを回転させ容易に位置合わせが可能になっている。

なぜ、当編集部がこの商品に注目したか。それは運送業界が抱える問題に直結する。現在トラックドライバーの平均年齢は43歳(平成22年、全日本トラック協会調べ)であり、けん引・大型では40~49歳の構成比がもっとも大きい。さらにドライバーの高齢化は年々進んでいる。つまり自らタイヤ交換することが多い中小運送事業者のドライバーにとって、このトラックのタイヤ交換は思いのほか重労働なのだ。

ついでながら、器具がない時の大型トラックのタイヤ交換の方法を簡単に解説しよう。まず大型のトラックのタイヤともなると乗用車とは違い、その重量から持ち上げることさえ困難だ。一般的には鉄の棒などを使い、てこの原理でタイヤを浮かしながらホイールボルトの位置を合わせはめるのだが、これがぴったり合うように持ち上げないとはまらない。おそらく初めて作業する人なら腰がジンジンと痛くなり 、手足に力が入らなくなるだろう。

【労働環境改善の一手として】
前述したが、運送業にとって人材確保は緊急の課題であると言っても過言ではない。そのために労働環境の改善は急務である。特に長距離の場合は時間的な拘束もさることながら、腰を痛めるなど身体的な負担も大きい。せめて、乗務以外での労働環境を少しでも軽減させてあげたいと思われる経営者の皆さん、まずはタイヤ交換時の労働改善に、このタイヤラック フォークローラー式はいかがであろうか。

株式会社パーマンコーポレーション|アルコールチェッカー(直吹き式)