極東開発工業株式会社
極東開発工業株式会社(本社:兵庫県西宮市 社長:筆谷 高明 )は、GVW22トン車に国内最大の吐出圧と最高クラスの吐出量および低騒音性を実現した新開発の高圧大容量ポンプユニットと、28メートル級ブームを搭載したコンクリートポンプ車「ピストンクリート PY135-28-H」を開発し、平成26年2月28日より発売を開始した。
コンクリートポンプ車にはホッパ内の生コンクリートをシリンダ内に吸い込み押し出して圧送するピストン式と、ポンピングチューブと呼ばれる円筒形の筒を回転式のローラー で絞ることによりチューブ内のコンクリートを送り出すタイプのスクイーズ式がある。 ピストン式は主に高層ビル建設や土木建設工事などに使われ、スクイーズ式は小規模現場や1戸建て住宅の基礎工事などに使われている。
今回新発売となった「ピストンクリート PY135-28-H」は、ピストン式で、昨今ニーズが高まっている、1台で標準的な「ブーム打設」から「高圧打設」「大容量打設」「長距離打設」までオールマイティーに仕事をこなす能力を備えたポンプ車であり、従来の高圧ピストン車よりもさらに高圧で大容量かつ低騒音仕様のポンプユニットと、取り回し性能のよい28m M型4段屈折ブームを自動車排出ガス規制(ポスト新長期規制)対応のGVW22 トンショートホイールベース車に搭載した。
高圧大容量ポンプユニットは、世界最高クラスの性能と、緻密な電子制御による大幅な低騒音化を実現(従来機比較)。国内最大となる16.0MPa(8B 仕様・高圧圧送時)の最大吐出圧と、135m3/h(9B 仕様・標準圧送時)の最大吐出量を誇り、さらに使用頻度の高い中間作業能力域での扱いやすさも向上させたことで、小規模から大規模まで、現場問わず様々な打設作業に対応する。