株式会社ブリヂストンは、これまでもメイン商材としてブランドを浸透させてきたECOPIAシリーズに注力して販売促進を進める。
冬タイヤに要求される様々な路面環境での制動性能に加え、ECOPIAでは低燃費性によるコストメリットを追求。氷上での効きを重視した発泡ゴム採用のECOPIA W901と雪氷路(シャーベット路)での効き重視のECOPIA W911Ⅱをラインアップし、路面状況等幅広いユーザーニーズに対応する。同社一般品と比較し、各々転がり抵抗を15%・28%低減しており、当然、燃料の消費量を抑えることとなる。
ブリヂストンでは、冬タイヤそのものの性能向上もさることながら、「タイヤでお客様のビジネスに貢献する」ための「3つの力」をキーワードに、Tire Solution(タイヤソリューション)の提案を重点取り組みとしている。社会的ニーズである「環境対応」「経費削減」を現実のものとするため、「新品タイヤ」「リトレッドタイヤ」「メンテナンス」の3点を組み合わせた最適なプランの提案に注力する。
ブリヂストンが、重点的に取り組んでいるトータルパッケージプラン(TPP)は、タイヤとメンテナンスサービスを一括受託(総額契約)する形態をとっており、ユーザーは使用条件に応じた最適なタイヤ選定とメンテナンスサービスを受けることができる。また、費用の月次定額払いを基本としており、夏冬シーズン前等、履き替え集中時期の一時的なキャッシュフロー増大を抑え、経営の安定化にも貢献する。
●エコピア
トラック等の運行経費の内訳は、一般的にその71%が燃料費と言われており、転がり抵抗の低減を図ったECOPIAは、燃費向上による経費の削減が可能となる。また、転がり抵抗を低減し低燃費性を追求するだけでなく、冬タイヤ特有の効きとライフ性能を総合的に備えることで、環境と経済性の双方への貢献が可能となっている。さらに、新品タイヤ以外にリトレッドタイヤについてもECOPIAブランド商品をラインアップすることで、幅広い顧客ニーズに応え、イニシャルコスト削減にも貢献する。
●リトレッドタイヤ
リトレッドとは、すり減ったタイヤ表面の路面と接する部分(トレッド)のゴムを張り替えて再利用することである。ブリヂストンは国内にリトレッド工場を13拠点有し、ユーザーニーズへの素早い対応を可能としている。また、自社台方式を推奨することで、自社で使用したタイヤの再利用(使用履歴が明らか)を実現し、安心してリトレッドタイヤを装着することができる。さらに、新品時は夏タイヤ使用、リトレッド加工し冬タイヤ使用等、夏冬共に幅広いラインアップから最適な商品の選択を可能としている。
●タイヤメンテナンスサービス
タイヤを少しでも長く、より安全に使用するためには、使用過程における適切なメンテナンス管理が重要となる。新品設計時からリトレッド使用を前提とした構造とし性能向上に貢献する一方で、適切なメンテナンス管理がなされない場合、偏摩耗等によりタイヤ性能を十分に発揮できないだけでなく、損傷や劣化等によりリトレッド加工が不可となってしまう場合も少なくない。ブリヂストンでは、安全運行は言うに及ばず、経費削減の観点からも、適切なメンテナンスサービスを提案づけ、国内のサービスネットワークを構築しユーザー対応している。
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