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曙ブレーキ、中・小型トラック用電動パーキングブレーキ開発

2018年6月15日(金)

曙ブレーキ工業株式会社(代表取締役社長:信元久隆 本店:東京都中央区 本社:埼玉県羽生市)は、電動パーキングブレーキの研究開発で培った技術ノウハウをベースに、既存他社量産品に対し高いクランプ力を発生する「中・小型トラック用電動パーキングブレーキ」を世界で初めて開発した。

既存の他社量産品は1つのモーター出力を1つのスピンドル機構を介し1つのピストンに伝達する構造になっていることに対し、同社電動パーキングブレーキは、中・小型車の多くに適用されている2ピストンディスクブレーキをベースとしており、1つのモーター出力を2つのスピンドル機構を介し2つのピストンに伝達できる独自の構造であり、発生出力も既存の他社量産品に対し200%以上になっている。また、出力を得るために必要な電流値は14Aと乗用車用既存製品と同等になっているとともに、車両1台当たり3kg以上の軽量化も可能になる。

自動車の電動化で搭載システムの電子制御化が進む中、ブレーキに対しても、消費電力の低減、車両の軽量化、安全性向上に繋がる製品開発が求められている。今後は、確実な量産立上げに向け、2019年に生産体制を構築する予定。