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日本トレクス、冷凍車事業を強化

2017年3月22日(水)

〜日本初、欧州製断熱パネル生産設備を導入〜

 日本トレクス株式会社(本社:愛知県豊川市 社長:西川 柳一郎)は、温度管理車事業強化の一環として、欧州製の最新鋭断熱パネル生産設備を本社事業所内に導入した。

 温度管理車は食品輸送・医薬品輸送など様々な分野で使用され、今後も安定した需要が見込まれる。また、輸送品質の要求も高まる状況にあり、同社はこの市場要求に対応するため約9億円を投資し、欧州製最新鋭断熱パネル生産設備を導入した。
 パネル面材に発泡原液を流し込みプレスするウレタンオープンフォーミング工法を国内で初めて車両用パネルとして採用。従来のスチレンブロックを使用した接着工法ではサイズに限りがあったが、今回の設備導入により、将来的にトレーラに対応したサイズまで生産が可能になる。断熱性に優れたウレタン素材の採用により保冷性能は約20%アップ(同社従来比)、さらに車輌全体の構造を改良し大型クラスで約170kgの軽量化(同社従来比)した。

 今後、トラック系温度管理車の生産能力を従来の倍増を目指し、ラインの設置を進め、2017年5月を目途にバントラックより受注を開始する予定だ。
 現在、同機種は納期が延びている状況だが、生産の前倒し等を進め、納期圧縮を図っていくとのこと。
 また、欧州のトレーラ市場においては同技術の採用が進んでおり、今後同社でも検証を進めトレーラ系温度管理車へも順次拡大する方針も示している。