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パイオニア/業務用車両向けシステム「ビークルアシスト」の提供開始

2014年12月9日(火)

〜ニーズに合わせて“運行管理”と“運行支援”を提供する新サービスにより、業務用車両向け事業を本格化〜

パイオニア株式会社は、業務用車両向けの新サービス「ビークルアシスト」の提供を2015年1月中旬より開始する。これは同社の自動車向けクラウド基盤を活用し、カーナビゲーションシステムを車両情報通信端末として使用するもの。

同サービスは3つの標準パッケージサービスと連携API※(アプリケーションプログラミングインタフェース)から成り、ユーザーのニーズに合わせて、ハードと情報サービスを組み合わせた最適なソリューションの提供が可能。
また大がかりなシステム構築を必要としないので導入コストを抑えることができるという。
※API:例えば、システムのカスタマイズの手間を省くため、あらかじめ欲しい情報を簡単に取り出せるような仕組みにしていること。

同社は今後、カーナビゲーション端末や地図データ、自動車向けクラウド基盤など、同社の技術や資産を活用した業務用事業を本格的に展開していく考え。


サービス概要と主な特徴は以下の通り(同社発表による)

◆サービス概要

1. 「ビークルアシスト ログ」(2015年1月中旬提供開始予定)
運行管理機能(日報業務の効率化、安全運転指導、燃費向上など)を中心にしたテレマティクスサービスのパッケージ。自動的に取得される車両の走行データと複数のレポートにより、日報や月報などの作成と分析が可能。また、車両へのメッセージ送信や車両予約機能にも対応する。

2. 「ビークルアシスト ビュー」(2015年3月中旬提供開始予定)
「ビークルアシスト ログ」の運行管理機能に加え、リアルタイム動態管理機能などを搭載したテレマティクスサービスのスタンダードパッケージ。

3. 「ビークルアシスト SD」(2015年3月中旬提供開始予定)
通信モジュールの代わりにSDカードを使って運行管理や訪問先指示などを支援するパッケージ。日報や集計レポートによる運行管理機能のほか、登録地や登録コースの情報をドライバーの端末にSDカードを使って送ることができる。

4. 「ビークルアシスト API」(2015年3月中旬以降順次提供開始予定)
ユーザー専用サーバーと「ビークルアシスト」を連携させ、ユーザーのサービス上から「ビークルアシスト」経由で目的地までの経路などナビアクセスを実現。「車両運行データ(走行ログ取得)」や「メッセージデータ送信」といったデータのみのやりとりなどの、ニーズに合わせてカスタマイズしたサービス提供も可能。


◆主な特長

(1) 複数のレポートにより車両運行管理を実現
・通信を使って自動送信される車両走行データをもとに日報、走行軌跡レポート、集計レポートなどを作成することが可能。
・ドライバー別/車両別、ドライバー対比/車両対比、組織別などの分析レポート。
・走行距離などの年間推移をドライバー毎にグラフ化したり、急ブレーキや急ハンドルの発生頻度などの安全やエコに関する運転評価をレーダーチャート化することも可能。

(2) 車両位置や車両状況をPC端末上にリアルタイムにアイコン表示することで、車両運行支援を実現
・オペレーション側のPC端末の地図上に各車両の現在位置を表示。
・ドライバーが端末上の動態ボタンを押すことで、休憩や待機などの車両の状態を、オペレーション側のPC端末にアイコン表示。
・高速道か一般道を走行しているかなどの走行状態について、ボタンを押さなくてもドライバー側の端末が自動判定。

(3) 音やカーナビのディスプレイ表示により、ドライバーに業務指示
・業務指示をメッセージ送信すると、ドライバー側の端末の画面上に指示内容を表示。
・地点情報付きメッセージ機能を使えば、ドライバーは業務指示と同時にルート案内を開始することができる。
・急ブレーキや速度超過などの危険挙動運転を認識すると、ドライバー側に音やメッセージで知らせるとともに、軌跡管理画面の地図上に危険挙動ポイントとして反映する。

 詳細は、パイオニアホームページへ。