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UD、千葉カスタマーセンター、リニューアルオープン

2014年2月6日(木)

UDトラックスは、1月24日に千葉カスタマーセンター(千葉県千葉市美浜区新港219−2)を全面改装してリニューアルオープンした。整備作業場と事務棟の全面改装により、作業効率を大幅に上げ、お客様の稼働率向上に貢献する。

同センタ―は千葉県内にあるUDトラックスの5カ所の拠点(千葉、木更津、成田、東金、柏)の1つで最大規模。今回のリニューアルはUDトラックスの全国の拠点改装推進の一環であり、老朽化と震災による被害が全面改装を早期に行うきっかけとなった。「作業効率が大幅に向上することで、お客様の稼働率向上に貢献できると思っている。施設が明るくなったことで、社員の気持ちも明るくなった。モチベーションアップをCS(顧客満足度)向上につなげていきたい」(千葉カスタマーセンター長 岩瀬太二)という。

UDトラックスは2012年11月から工事を開始。工事期間中も従来の施設と仮事務所を利用しながらサービス業務や販売活動を続けた。「地域のお客様のご理解があったからこそ、サービスの質をおとすことなく続けられた。リニューアルで、一層の稼働率向上に貢献したい」(岩瀬)。敷地面積は約1万210平方メートルで、1789平方メートルの事務棟・部品庫、そして6ベイ・931平方メートルの一般整備工場を新築。既存の車検工場(4ベイ・918平方メートル)は一部改装をおこなった。事務棟には男女別の待合室や、UDブランドを訴求しながら商談ができるようなスペースを設置した。また部品点数を2倍にできる最新鋭の自動倉庫を導入し部品即納率を上げる。一般整備工場には床面が降下するフロアリフトや、小型トラックから大型トラック・バスまで幅広く対応するキャタピラ式フルフラットリフトを導入するなど、作業効率が高まる最新鋭の工場として生まれ変わった。また同工場は車検工場で見られるような片側入庫ではなく、両側から入庫・通り抜けできるような構造にしたことで、各ベイがじゅうぶんな作業スペースを確保でき、入庫拡大・作業効率向上に寄与する。

美浜地区は稲毛海岸に近く、大震災の際、津波の被害が予想されることから、事務棟の屋上に津波避難用デッキを設け、10メートル級の津波からも非難できるようにした。また、同地区はそのほとんどが埋め立て地であるため、東日本大震災では液状化被害が大きかったので、工事ではじゅうぶんな液状化対策を行った。

 同センターには44名のスタッフが常駐。リニューアルで需要の増加が見込まれることから、メカニックの採用を増やしていく予定。