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国土交通省、過労運転防止に資する機器に補助金。その対象製品を設定

2013年8月6日(火)

国土交通省自動車局では、自動車運送事業者に対するこれまでのデジタコ及びドラレコの導入支援に加え、今年度より、新たに「過労運転防止に資する機器」についての導入支援を実施する。また、自動車運送事業者が行う社内安全教育のための外部専門家によるコンサルティングを利用した場合の支援も実施すると発表した。

以下が対象機器一覧だ。
過労運転防止に資する対象機器一覧


中でも「休息期間における運転者の睡眠状態を測定する機器(以後、睡眠測定機器)」と「運行中における運転者の疲労状態を測定する機器(疲労測定機器)」は今までにない製品として注目される。

睡眠測定機器として選定のは全5社。そのうち、株式会社タニタが販売する睡眠計スリープスキャンは当サイトでも紹介している。
(スリープスキャンの詳細はこちら

同社の「SL−511」「SL−503」は、マット型のセンサーを寝具の下に敷いて眠るだけで、測定者の睡眠の状態を計測する。計測結果は専用のアプリケーションで解析してパソコン画面に表示し、睡眠の深さやリズムを知ることができる。本2機種は睡眠状態の計測に加え、多人数のデータを一元管理できるのが特徴。複数のドライバーの睡眠状態を管理者が効率的に把握できる。また、「SL−511」は無線LANを介して多人数の睡眠状態を離れた場所から管理することも可能。ドライバー全体の睡眠状態が把握できれば、体調に合わせたシフトや運行計画を策定したり、ドライバーに対して健康状態についてのアドバイスをしたりすることができるため、事故を未然に防ぎ、運行業務を効率化する有効なツールとなるとして補助の対象となった。

疲労測定機器としては株式会社デルタツーリングが開発し、株式会社JUKIが販売するミューレン・スリープバスターが対象製品となった。
同製品はセンサーパッドを運転座席に装着し、内蔵されたセンサーを用いて、非拘束状態で運転者の上体に発生する生体信号(体表脈波:APWと呼ぶ)を常時捉える。このAPWの解析により運転者の疲労度合いを6段階に区分けして判定。さらに集中力の低下や体調の急変(入眠予兆信号等)を検知した場合は、運転者に対して画面と音声で警告する装置だ。


ともに
■交付申請受付期間:平成25年8月19日(月)〜9月18日(水)
■補助金額:取得に要する経費の1/2




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タニタ製スリープスキャン
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